ブックタイトル多聴多読マガジン 2019年1月号別冊_決定版 映画で英語をモノにする!

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多聴多読マガジン 2019年1月号別冊_決定版 映画で英語をモノにする!

128『ふしぎの国のアリス』まとめ お子さんと一緒に映画を見ながら英語を学習したいとお考えの方には、ぜひこの『ふしぎの国のアリス』を全編ご覧になられることをおすすめする。場面解説では、少し難しい二重の意味や韻、ユーモアなどをご紹介したが、この映画は児童対象の英語教材としても活用できる。 例えば、最も簡単な感情表現の仕方を日本語と英語で比較してみよう。驚いた時日本語では「え!」などと反応するのではないだろうか。『ふしぎの国のアリス』では“Whoa,whoa, whoa, oh!”、“Yi Yi Yi!” といった言葉で驚きの感情を表している。また、『ふしぎの国のアリス』に限らず、ほかのアニメーション映画でも、登場人物の喜怒哀楽がわかりやすく描かれている。ふしぎの国の住人たちのハチャメチャぶりに呆れたとき、怒ったとき、アリスはどんなジェスチャーをしているだろうか。また、その時のアリスの声のトーンは、普段のアリスとどんな違いがあるだろうか。気持ちに応じてトーンを変えることを学んで、心を込めて英語を話してみよう。 アニメーション映画、特にディズニー映画は全世界に向けて公開される波及力から、差別用語や下品な英語が使われない。そのため、英語初級者のみなさんにとっても、お子さんと一緒にご覧になる方にとっても安心して鑑賞できる作品だと言える。 この記事では、英語を英語のまま理解することで面白さが理解できる言葉遊びを解説した。しかし、ご紹介したセリフは単なる言葉遊びの冗談として受け流すだけではもったいないかもしない。 もう一度Scene 3 最後の部分を見てほしい。アリスの「不可能(impossible)なの?」という問いにドアノブは「そうじゃない、不可通(impassable)なのさ。不可能なことなんて何もない(Nothing’s impossible! )」と言い、テーブルの上のボトルの液体を飲むように言う。ほんの少しの壁にぶつかったとき、私たちはすぐに「自分には不可能だ」と諦めてしまうことがある。でもドアノブの言う通り、「不可能だ」と決めつけるには早いかもしれない。 また、Scene 4 のチェシャネコから学ぶこともあるかもしれない。「どの道を行けばいいか」と戸惑うアリスに、チェシャ感情表現を身につけよう言葉遊びを超えてimpossibleそれともimpassable?