ブックタイトル多聴多読マガジン 2019年1月号別冊_決定版 映画で英語をモノにする!

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概要

多聴多読マガジン 2019年1月号別冊_決定版 映画で英語をモノにする!

43内容をマキシマムにわかるように字幕を作らなければならない。そのあたりは、書籍の翻訳とは全然違いますね。そこが面白く、楽しいからやっているんですけれどもね。1本の映画でひとつでも「いいなあ」と思える台詞を覚えられれば儲けもの日本語の字幕を見るときには、私たちもそういうご苦心をくみ取るようにして見れば、また、楽しみが増えますね。  最後に、映画から英語を学ぼうとしている読者に何かアドバイスをお願いいたします。戸田:『ショーシャンクの空に』や『スティング』などは、作品的におもしろくて素晴らしいものだけれども、作品の台詞を真似して覚えるのに適したものとは言えないということは、あらかじめ言っておきたい。作品を大いに楽しむのはいいけれども(そのための映画です!)、囚人やギャングの映画の台詞を覚える必要はありません。そこを混同しないことが大事です。    自分の好きな映画を見つけて、自分なりの映画の楽しみ方を見つけてほしいと思います。楽しくなければ長続きしません。「楽しむ」というのは、他人のためではなく、自分のために楽しむものでしょう。映画で「勉強しよう」という気持ちでなく、「この映画おもしろいなあ」と思ってみていると、「この台詞いいなあ」と思える台詞がきっとあるはずです。    先ほど囚人やギャングの台詞の例に挙げた『ショーシャンクの空に』や『スティング』だって、映画としては本当に楽しめる映画ですから、「お勉強」ではなく、作品として楽しんで見れば、ふつうに話されているところで、ひとつくらいは「いいなあ」と思える台詞があるはずです。    欲張らずに、1本の映画でひとつでも、そういう「いいなあ」と思える台詞を覚えられれば儲けものだというくらいに考えなくては。1週間に1本見ても1年間で50の台詞や表現を覚えられるのですよ!Interview