ブックタイトルオバマ大統領真珠湾平和演説 試し読み

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概要

オバマ大統領真珠湾平和演説 試し読み

 任期が1 年を切り、およそ8 ヵ月を残すのみとなった、2016 年5 月27日、オバマ大統領は、アメリカ合衆国大統領としてはじめて、原子爆弾による被爆地・広島を訪れました。そして平和記念公園の原爆死没者慰霊碑の前で、「1945 年8 月6 日朝の記憶を薄れさせてはなりません」と核兵器の廃絶と平和の大切さを訴えるスピーチを行いました。 一方、2016 年12 月28 日、安倍首相も日本の総理大臣としてはじめて戦艦アリゾナ艦内で戦死した方々の名前が刻まれるアリゾナ記念館を訪れ、戦没者の慰霊しました。 太平洋戦争を終わらせるきっかけになった広島、始める端緒となった真珠湾、このふたつの地を呼応させるかのように、開戦から75 年の時を超えて、日米ふたつの国の大統領と首相がふたりで訪れ「和解の力と平和への希求」を中心に据えた演説をしたということは、ある意味、戦後の総決算ともいえるでしょう。 本書の前半では、真珠湾でのオバマ大統領、安倍首相の演説を伝えるとともに、真珠湾攻撃後のアメリカのニュース、ルーズベルト大統領の開戦宣言、チャーチル首相の演説など、歴史に刻まれた声をお届けします。 後半では、広島でのオバマ大統領の演説とともに、終戦直前のトルーマン大統領の原子爆弾投下を伝える放送、日本がポツダム宣言を受け入れたことを告げる宣言などの生々しい声もお届けします。 そして、これらの演説の歴史的位置づけをよりよく理解していただくための解説記事やコラム記事、日英米新聞の一面での報道、簡単な年表、ポツダム宣言などをあわせて掲載いたします。 戦争開始時の声、そして、それから75 年後の指導者の声を聞くことによって、和解する力と平和への希求の力強さを感じるともに、二度と愚かな行為を繰り返させてはならない、とみなさんが強く感じていただけるきっかけになれば、と思います。2017 年1 月吉日 コスモピア編集部はじめに