ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

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概要

究極の英語「音トレ」 試し読み

9 実際の日常会話で出てくる頻度の高い基本的な単語で、その克服トレーニング用に、生で実際の発音に近い、重要な子音と母音を含めた弱形の音を中心にまとめています。 通して聞いて、自分が苦手な音を中心に声に出して練習しましょう 日常の会話に出てくる頻度の高い基本的な表現や文で、かつ日本人の学習者が聞き取りや発音の際に、少なからず問題を抱えているものを取り上げて、アルファベット順にリストしています。 ひとつの表現や文の発音を、さまざまな角度から解説しています。まず何も見ないで聞いて、聞き取れなかった箇所の解説を読み、もう一度聞きましょう。そしてその部分を意識しながら、自分でも口に出して発音しましょう。 実際の日常会話で出てくる頻度の高い基本的な表現や文が含まれています。音声の特徴別に並べられています。 トレーニング用に用意された会話は、臨場感溢れる速度で準備されたもので、本当の生の会話も含まれて、難易度にもバラエティーがあります。 繰り返し聞いて、音変化の特徴に、耳慣れ、口慣れの両面で徹底的に馴染んでください。Part 1Part 2Part 3単語[ 強形・弱形]トレーニングフレーズ・文トレーニング会話でトレーニング148 149単語[ 強形・弱形]トレーニング頭の弱い[?] 音トレーニング 2-01abandon 放棄する何といっても語頭の弱い[?] 音と2 番目のa の強い[a]音の対比がポイント。about 約、~ について語頭の弱い[?] 音と途中の「バウ」の対比に注意。語尾の[t] 音を軽く添えるような感じか飲み込み。abroad 海外に語頭の弱い[?] 音と途中の「ロー」と伸ばす音の対比に注意。語尾の[d] 音は飲み込み。across ~ を横切って語頭の弱い[?] 音と途中の[??] 音、つまり日本語の「ロ」に近い強い音の対比に注意。ago 前語頭の弱い[?] 音の後にはっきりとした「ゴウ」の音という流れ。agree 同意する語頭の弱い[?] 音の後と、最後の「リー」にアクセントという対比がポイント。and そして会話では語尾の[d] は息抜きで[?n] や[n] に聞こえるくらい弱い。ただし、語尾の[d] は母音で始まる単語が続くとそのままつながるか、[d] が落ちて残った[n] とつながるときもある。at ~で会話では一般に[?t] と弱く発音されるが、速い場合には[?] 音だけになることも多い。attend 出席する語頭の弱い[?] 音と、2 番目の強い[e] 音の対比がポイント。語中や語尾の弱い[?(r)] 音トレーニング 2-02common 一般[?] 音はのどのあたりを大きく開けて発音する。続く[?]音は軽い感じで「カマン」のように聞こえる。general 一般的な最初の[e] ははっきり。その後は[n?r?l] と流す感じで。in ~の中でin のn は「ン」を鼻から発音する感じだが、速い英語ではほとんどの場合、[?n] や[?] のみになることが多い。today 今日後半のday にアクセントがあるので、初めのto は[t?]と軽く発音する。Wednesday 水曜日最初の[e] ははっきりと、真ん中のs は有声音の[z]音で発音する。対照的に最後のday の弱い[?] 音に注意。were ~だった速い英語ではほとんど機能語として[?] のみで聞こえることが多い。where どこに「ウエア」という感じに聞こえる。最後は弱い[?] をうまく出す。[r] はそれほど意識しなくてよい。速い英語ではほとんど[(h)we?]。year 年強い音では「イヤ」だが、速い英語ではほとんど[ji?]や[j??] と[?] 音がらみで「イァ」や「ャー」に近い音になるのでこちらにも慣れておきたい。you あなた強い音では唇を丸くして[ju?] 「ユゥー」という感じで発音するが、速い英語ではほとんど文中では[j?] や[?]くらいになる。your あなたの強調して言うときには[ju?r] 「ユゥアー」や「ヨアー」と聞こえるが、速い英語で普通に言うときはほとんど[j?] や[?] くらいに聞こえる。persuade 説得する最初のper- に弱い[?] 音があり、後半の強く発音する[swe?d] との対比がある。語尾の[d] は軽く添えるか飲み込み。method 方法「メソッド」と日本語でも言うが、英語の「ソ」に当たる[?] の発音に注意。最後のo のところは弱い[?]をうまく出す。語尾の[d] は軽く添えるか飲み込み。Monday 月曜日o の[?] 音は日本語に近いはっきりとした「ア」の音。語尾の[e?] は速い英語ではほとんど弱い音の[?] 音。must ~ねばならない強い音では[m?st] だが、機能語として速い英語では母音はほとんど[?] 音になる。語尾の[t] 音は軽く添えられるような感じか飲み込み。never 決して語尾の[v] は上の歯に下唇を当てる感じで発音し、そこから[?r] につなげる。楽に声を流すだけでよい。or または強調するときは[?r]、普通は[?r] と弱いが、速い英語ではほとんど[?] のみである。other 他のo は日本語のアに似た[?] 音。後半の[?r] は、速い英語では[?] と発音される。[d] の発音にも注意。Part 1このパートにリストされているのは、実際の日常生活に出てくる頻度の高い基本的な単語です。重要な子音と母音を含めた弱形の音を中心にまとめています。何度も聞いて口慣らししましょう。170 171フレーズ・文トレーニングPart 2Aa cup of tea お茶を一杯a とof のところが弱い音[?]。そこは言うか言わないかぐらい弱く、逆に後半は「ァヴテイ―」と思い切って[イー]を強く。a fine of fifty-fivefrancs55 フランの罰金[f] 音に慣れるのにちょうどいいフレーズ。前半のfine of のところにも注意。「ファイナヴ」のように母音の間の子音も含めてひと息で。a little bit 少しだけカジュアルな会話では母音はすべて弱い音[?] でアメリカ英語なら「ァレロベッ」イギリス英語なら「ァレトビッ」とひと息で。a little rain 小雨little の語尾の[l] は流してしまうので「ァレロ」となる。その代わりrain の[r] は強く響かせる。a lot of applesthere     そこにあるたくさんのリンゴカジュアルな会話では最初の冠詞aをはじめ、lot、of、there の母音はすべて弱い音[?] かそれに近い弱い音となる。逆にapples の[a]音を極端に強く発音する。前半のlot of で母音に挟まれた子音の変化に注意。「ララブ」や「ラダブ」の感じになる。a lot of plasticbagsたくさんのビニール袋ここも前半のlot の[t] 音は母音に挟まれるので「ララブ」や「ラダブ」の感じになる。よりカジュアルな英語ではこの[v] も消えて「ラダ[ ラ]」と聞こえる。このof が単に弱い音[?] だけになってしまうケースはかなり多い。a middle ring inthereその中にある真ん中の指輪冠詞のaはほとんどの場合には弱い音[?] であると思っていい。軽く聞こえるか聞こえないくらいに[ ァ]。また、middle のdle は「ドル」ではなく、「ドー」や「ドゥ」のように聞こえる。ring とinはくっついて「リンギン」のようになる。さらに、in there はこのn の影響で「イネァ」のように。a number ofbooksたくさんの本冠詞のaはほとんどの場合には弱い音[?] であると思っていい。軽く聞こえるか聞こえないくらいに[ ァ]。number of はr つながりで「ナンバラァブ」が標準。しかし、速い英語ではこれが「ナンバラァ」となる。このof が単に弱い音[?] だけになってしまうケースはかなり多い。A piece of cake. ケーキひと切れ/ 朝飯前だ。冠詞のaはほとんどの場合には弱い音[?] であると思っていい。軽く聞こえるか聞こえないくらいに[ ァ]。このpiece of は「ピースァヴ」や「ピーサァヴ」が標準。しかし、速い英語ではこれが「ピースァ」のようになる。このofが単に弱い音[?]だけになってしまうケースはかなり多い。なお、日本語では「ケーキ」のように語尾をはっきり母音をつけていうが、英語では「ケイ(ク)」のように母音なしでときに速い英語では飲み込みにもなるので注意。above all とりわけ初めのa は弱い音[?] 音で、[v] を挟んでの母音で続けて一気に「ァバァヴォー」という感じに発音する。Afraid so.(あいにく)そうでしょうね。初めのa は弱い音[?] 音で、[f] 音をしっかりと出して[d] は飲み込むので、全体で「ァフレィッソゥ」のように聞こえる。after all 結局after のa は強い[a]音で、[f] 音にも注意。なお、[r]音つながりで母音を続けて一気に「アフタ―ロール」や「アフタ―ローゥ」のようになる。語尾の[l] 音の響きにも注意。After you. お先にどうぞ。after は頭の[a] しか強く発音しないのでfterの部分は[f] がちょっと聞こえるくらいでよい。You は明確に読むので、「アー(フタ)ユゥ-」となる。all about them 彼らに関するすべてall のl と次にくるa の音が連なり、「オーラ」と聞こえる。about の末尾にある[t] 音は息抜きで実際には聞こえない。全体として「オーラバゥッデム」となる。an apple and anorangeリンゴ1 個とオレンジ1 個an apple は「アナポ」 、and an orange は「エナノォーリン(ジ)」となる。2-24このパートにリストされているのは、実際の日常生活に出てくる頻度の高い、基本的なフレーズや文です。日本人学習者が聞き取りや発音で少なからず問題を抱えているものを厳選しています。何度も聞いて口慣らししましょう。198 199 When I came to Japan with my family I went to a- an Americanrestaurant, and I sat down with my children and I said to thewaiter, “I would like to have some chips, with tomato sauce anda lemonade drink please.” And the waiter who was American,looked at me and didn’t know what to do. And then I realizedthat I was using the language that was British English, notAmerican English, and the waiter, who was from America, justdidn’t understand what I was saying, so I laughed and I said, “OhI’m sorry, I mean French fries with ketchup and a soda.”( 『英語シャドーイング練習帳』p.66 より 玉井健・中西のりこ共著)345ここでも[a] 音にフォーカスを当てた練習を心がける。長めのbackpack やfantasticではどちらのa も[a] 音で発音されるので、その感覚もつかんでおきたい。原則として、backpack は[bakpak] と前のa を最も強く発音し、fantastic では[fantast?k] では後ろのa を最も強く発音する。目立つ[a] 音の練習にも、ある程度慣れてきたなら、ぜひ難しい子音や子音連続を組み合わせて口慣らしの練習をやっておきたい。その意味ではこの対話には[r] 音との組み合わせ、[fr] 連続音との組み合わせ、そして、[f] 音との組み合わせが入っており、練習用にちょうどよい。発音ワンポイント解説発音ワンポイント解説なま素材a122-442-462-482-45ここでは英語のリズム作りをリードする母音のひとつ[a] 音を意識して強くしっかりと発音することと、Canada の[kan?d?] に見るように、弱い[?] 音と思い切って弱く対比してみるコツをつかんでほしい。注意しながら聞く練習だけでなく、自分も声を出してリピーティングやシャドーイングの練習もやってみよう。発音ワンポイント解説対話の中で絶えず意識して、強い[a] 音と弱い[?] 音の対比を続けると、次第に英語のリズム感覚もつかめてくる。たとえば、Sally and a cat named Max なら[sali ?n○ ? ka ○ neim ○ maks] のように赤字の部分が[a] 音で強くしっかりと発音して、残りはほとんど弱い[?] 音で、もごもご的に曖昧に発音するわけである。白丸のところは語尾の飲み込みで消える感じの音である。発音ワンポイント解説A: Have you ever been to Canada?B: Yes, I went to Banff last year. It wasspectacular.A: Is that in the mountains?B: Yes, in Alberta. You should go there ifyou have a chance. A: Well, that wraps up our work this year.Have a good vacation!B: You, too. Are you going back toFrance?A: Yes, the whole family will be there?myaunts and uncles and cousins, too.A: Gee, this backpack is only 30 dollars.B: Oh, yeah. But sales tax will be added.A: That’s true. But it’s still a fantasticprice.A: Do you have any pets?B: Yes, I have a dog named Sally and acat named Max.A: Oh, yeah? Do Sally and Max get alongwell?B: Yes, they became friends fast.A : カナダに行ったことある?B : 去年、バンフに行った。素晴らしかったよ。A : 山の中にあるの?B : そう。アルバータ州にある。もし、機会があったら行くといいよ。A : さて、それで今年の仕事は終わりです。よい休暇を!B : あなたも。フランスに行くんですか?A : そう。一族全員でフランスに行くんですよ。おばさんもおじさんもいとこたちもね。A : あれ、このバックパック、たったの30 ドルだ。B : あら、ほんとに。でも消費税が加わるわ。A: たしかに。でもそれにしても魅力的な価格だ。A : ペットを飼ってる?B : うん。サリーという名前の犬とマックスという名前の猫をね。A : そう。サリーとマックスは仲良くやってる?B : とっても仲がいいよ。2-47実際の日常生活に出てくる頻度の高い、基本的な表現や文が含まれた会話を取り上げています。そこには日本人学習者が聞き取りや発音する際に困難を伴う音変化も多く盛り込まれています。何度も聞いて口慣らししましょう。会話でトレーニングPart 3