ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

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究極の英語「音トレ」 試し読み

43また、諸般の事情でやむをえず英語の研修を行っている人たちも、彼らに共通しているのは全体的に子音に苦労している、という事実である。   だが、母音のほうにも意外と問題が隠されていて、油断はできない。すなわち、左のグラフでも、「a」や「?」などといった英語の代表音が日本人流の母音で発音されると「聞きにくい」とされている。 したがって、そうした音は、よりいっそう特化した練習が必要となる。   なお、英語の発音練習をする際に、音がうまく捉えきれないとどうしても不安になり、途中でつい正解のスクリプトを確認したくなるものだ。しかし、とにかくそういった文字への依存を、ここでは思い切って断ち切ってみることが大切である。弱点「音」攻略のコツ とにかく文字から離れて、必ず自分の耳で音のまま聞き取ってみるようにすることである。聞き取ったものが、たとえ意味不明でもかまわない。モノマネ芸人さながらに、聞こえてきた音源を忠実に真似できるようにする。これが、まずは大切で必須の練習となるだろう。   とにかく、この「音慣れ」や「音つぶし」といった、一見、地味であまり《リスニング力》の養成とは関わりのなさそうな作業が、実は後でボディブローのようにきいてくる。「生の英語が聞き取れる」ようになるのに大きく貢献するはずである。   「口慣らし」と並行して、この「音慣れ」を進めていく。音が流れてきたらそれに合わせて自然に口も動いて、同じように言えるようになるはずだ。こうした作業を習慣化することが、ここでの重要な狙い目となる。   その意味で、音源のとおりに真似できるようになるまでは、あえてスクリプトは見ない。そういう強い意志も大切となるだろう。そして、スラスラと忠実に真似できるようになったところで(音のほうが身体に染み込んだところで)、はじめてスクリプトを開いてみる。   そう、そこで気づく「ギャップ」にこそ、英語の自然な音に対するアプローチの本質が詰まっているとも言えるだろう。このことを念頭に、さっそく母音からアプローチを開始してみよう。基礎トレーニング編 Part 2