ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

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概要

究極の英語「音トレ」 試し読み

41どはそこそこ問題なので、特化した練習が必要になるだろう。これについては後述する)。   しかし、問題は子音である。英語は完全に子音優位の言語である。だから、その言語音の特徴をつかんで「英語らしく発音しよう」とするには、この子音をどのくらいうまく発音できるようになるかが鍵である。しかし、たいていの人はその攻略に失敗し、途中で投げ出してしまうのだ。日本人の弱点は子音:子音の響きが弱すぎること そう、日本人の数多くの学習者は、こと英語の音に関する限り、聞き取りでも発音でもとりわけ子音に弱いとされている。事実、これまでの研究成果のなかには、それを裏づけるような実証データが少なからずある。   原因はいくつかあるが、その有力な説のひとつはこうである。つまり、日本語はほとんどの場合、子音単独で使われることがなく、「子音+母音」が発音の基本形となっている、というものだ。日本人の弱点は、この日本語の特徴と無縁ではない。   英語圏の人たちの英語と日本人の英語の発音上の違いは、明らかに「子音の発声や発音の響きが弱い」ということである。しかも、子音が連続して発音される(たとえば、growのgr- やstrikeのstr- など)場合には、その響きがさらに弱くなってしまう。そればかりか、うっかりすると子音と子音の間に余計な母音が紛れ込んでしまうこともある。   では、その響きが弱いとされる英語の子音のなかで、日本人が最も苦手とする音は何だろうか? 企業研修などで、最初に本格的な発声・発音トレーニングを行う際に、ほとんどの人が引っかかる音。その集中合宿で、毎日夜中の2時、3時くらいまで頑張って、ようやく矯正できるようになる音。実は、そうした音はそう多くない。基礎トレーニング編 Part 2