ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

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概要

究極の英語「音トレ」 試し読み

23聞き取りにくい「生の自然な英語」を最短コースで攻略するつけたいと思っている人たちがほとんどである。だから、彼らも必死になって《リスニング力》の増強を図ろうとする。しかし、なかなかうまくいかない人が多いのである。もちろん、担当トレーナーはある段階で、彼らがその「ギャップ」を埋めて「生の自然な英語」(natural and authentic English)をうまく聞き取れるように、トレーニングをする。そのギャップがようやく埋まると、彼らは「ああ、英語が聞き取れるというのは、こういうことだったんだ!」と改めてリスニングの真髄を理解するとともに、聞き取れることの喜びを身体全体で感じ取れるようになるのである。 なかなか《リスニング力》が伸びない研修受講生に、そして一般の英語学習者にも、「リスニング力をつけるのに、どのような方策を取っていますか?」と聞いてみたことがあった。すると、圧倒的に多くの人は「英語をできるだけ多く聞くようにしている」と答える。また、「極力、英語を流すようにしている」、「英語の音のシャワーを浴びるようにしている」と答える人もかなりいる。電車のなかでも車のなかでも、通勤・通学の途中で、またドライブをしながら、英語を流すという涙ぐましい努力を重ねている人が、かなりの数にのぼっている。 そのような努力にもかかわらず、「結果はどうですか?」と聞くと、あまり芳しい答えが返ってこない。ディクテーションにしても、研修生で慣れないうちは、繰り返して聞く回数が50回、100回はざらである。それ以上聞いても、それでも「どうしても聞き取れないところがある」という。こうなると、一種の「行ぎょう」である。 しかし、《リスニング力》の養成に当たってまず大事なのは、「ただ何となく聞いているだけではダメだ」ということである。ディクテーションの場合になると、リスニング以上に正確に聞き取れるかどうかが問われてくる。Part 1