ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

ページ
20/36

このページは 究極の英語「音トレ」 試し読み の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

究極の英語「音トレ」 試し読み

20英語のレベルの如何を問わず、このように《リスニング力》の養成がうまくいかないケースを調べてみると、広く見られる特徴を次のふたつにしぼることができるだろう。1 英語の音がきちんとつかめていない(識別力不足)2 発音がうまくできていない(調音力=発音力不足) リスニング不振の原因として、《語彙力》が足りない、あるいは《文法力》や《構文力》がない、といった問題がよく指摘されているが、それらはあくまでもリスニングの際の内容理解についての問題である。もちろん広い意味では、それに対する具体的なストラテジーや対策も大切ではあろう。だがその前に、まず英語の音に対する弱さ、さらには、それを自分が発音する際の弱さに注目する必要があるだろう。 音や発音というとき、まずは「発音が上手い」「発音が下手」という問題として理解しないほうがいい。最初の段階から「英語をきちんと、それなりにしっかりと、大きな声で発・・声していない」という由々しき事実があるからである。往々にして、「発音」というよりも、たんなる「発声」の問題ということになってしまう。 日本語ならぼそぼそと話していても、会話の参加者同士、お互いに暗黙の了解もあるので、コミュニケーションはある程度成り立つものである。しかし、こと英語になると、大きな声でハキハキとリズミカルに発声しないと、なかなか伝わりにくい。英語(の会話・対話)に対する自信につなげるためにも、まずはしっかりとした発声こそが肝要である。 日本人の大人の英語学習者をたくさん観察してみると、全体的にどうしても声が小さく、何を言っているのかわからないような人が少なくない。自分の下手な発音が恥ずかしいという理由からなのか、あるいは英語をしゃべることに自信がないせいからなのか、そうなのである。そし