ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

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概要

究極の英語「音トレ」 試し読み

18クリアに発音するということをどうしても重視してしまう。そのため録音する際に、ネイティブのナレーターであっても、慣れている人でないとなかなか上手くいかないし、ときとして、かなり不自然な英語で話してしまうことになるのである。 普通のネイティブの人たちの日常会話での気楽なしゃべりは、1 分間におよそ240 ~ 300 語くらいである。しかし、教科書などの録音された英語では、ゆっくりとクリアなもので分速100 ~ 130 語ほどになる。これだけゆっくりだと、1 語ごとに発音するような感じになるので、確かにリスニングにそれほど慣れていない耳でも何とか理解できるだろう。 たとえば、次の英文をこうしたやり方で読めば、ネイティブによるものでもたいていの人は問題なく聞き取れる。Would / you / like / some / water? しかし、このような発話は現実にはほとんど起こり得ないばかりか、逆に大きな問題を引き起こす。1 語ずつゆっくりはっきり読むこのやり方は、日本語のモーラ(mora =拍)方式そのものだし、こうして日本語の発音にすっかり似てしまっているのである。これが災いすると、中学や高校での一斉読みで問題となる、お経読みのようになるだろう。 カタカナで誇張して書いてみると、それは次のような読み方である。ウッドゥー ユー ライクー サム ウォーター この読み方の特徴は、モーラを伴って日本語のように母音を伸ばすことである。そして、最初のWould you をことさらに大きな声で言って、次第に小さい声になるという、もうひとつの特徴も伴っている。