ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

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概要

究極の英語「音トレ」 試し読み

17どということは、まず起こり得ないからである。 事実、最近は、地道で泥臭いリスニングのトレーニングなどをすっ飛ばした、手っ取り早い「上げ底のリスニング力」で高スコアを保証する、「裏技テクニック」なども出てくる始末である。とにかく短時間での成果を求める受験生にとってみれば、「上げ底であろうが何であろうが、高スコアさえ取ってしまえばそれでよい」という気持ちになってもおかしくはない。これがけっこうな人気を集めているという。 もちろん、実力はともかく一定のスコアが取れるならば、誰だってうれしくないはずはない。だから、さらに上を目指そうという学習意欲につながることも、また半面の真実である。  しかし、やっかいな問題は解決されないまま残されている。高いスコアや高い級を持っている多くの人たちが、本人の口から「リスニングにはまだ、とても自信が持てない」ということばを発したりするからだ。彼らは、英語の《リスニング力》がある程度備わっている、というそれなりの自信を持って「生の自然な英語」に挑戦しようとするのだが、ほとんど歯が立たない、といった事例が続出しているからである。つまり、いざ本番で「本当のリスニング力」のなさに愕然とするわけである。 では、どうして、このようなことになってしまうのであろうか?「 上げ底のリスニング力」と「 本当のリスニング力」の違いはどこにあるのか?D 各種の英語の教材や英語テストのリスニングに、なにやら問題があることは確かなようだ。そうしたコントロールされた聞き取りやすい英語と、「生の自然な英語」(natural and authentic English)との違いは、いったいどこにあるのだろうか? 前者の場合、英語としてゆっくり、聞き取りにくい「生の自然な英語」を最短コースで攻略するPart 1