ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

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概要

究極の英語「音トレ」 試し読み

15てはいる。つまり、英語の各種試験の音声はコントロールされたスピード感なのである。こうした前提があるにもかかわらず、しかるべきスピードや内容をクリアできていれば、それなりの英語力(リスニング力)として認定されてしまうのだ。こうして、ある程度の高い級や高いスコアが取れているなら、一般的にそれらの人たちはある程度は英語力もある、と判定されることになる。   その点では、学習を継続させるインセンテイブとしての役割を、一定程度は果たしているところもあるだろう。しかし逆に見ると、生の英語を攻略するステップとしては、どうもうまく機能していないような気がする。これは、以前から問題視されてきたことだ。高い級や高いスコアをクリアして合格しているのであれば、当然のことながら、それに見合った「生の自然な英語」(natural and authentic English)はごく普通にリラックスしながら聞き取れるはずだ。しかし、実はそうでない人たちがかなりいるのである。リラックスどころか数十回聞いても、どうしても聞き取れない箇所がゴロゴロ出てくるのだという。   このあたりになると、英語力に大いに期待する企業にとっては切実な問題になってくる。「好スコアは、たんなるこけおどしにすぎないのか? それとも本当に聞き取れているから、好スコアになっているのか?」これをきちんと把握しないと、数千万、数億円単位の損失につながりかねないからである。その意味では単なる形式的なスコアや級ではなく、英語圏を含めたグローバルな環境に問題なく通用する実践的な英語力が、いままさに待ったなしで求められているというわけである。実践的なリスニング力の問題点は「上げ底のリスニング力」と「本当のリスニング力」のギャップにあるC 筆者が講演のときに、とりわけ詳しく説明や解説を行っていることが聞き取りにくい「生の自然な英語」を最短コースで攻略するPart 1