ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

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概要

究極の英語「音トレ」 試し読み

13ることで、自分の英語力がどれほどのものかをチェックすることになる。   世界各国の学習者のトータルなしゃべりを、受講生はビデオで直接見ることができる。こうして自分の現状との比較や達成目標のモデル化を図ってもらおう、というのが私たちの意図である。自分が数カ月後に到達すべき予測値(projected level)のビデオを見せて、学習者に「何とか追いつきたい」、「何とか超えたい」という気持ちになってもらおうとするのである。   これらのビデオのグローバル基準では、当然のことながら、レベルが上がるほど学習者はかなり上手く、かなり滑らかにしゃべることができるし、英語の構文も長く(stretching)なってくる。すなわち、レベルが上にいけばいくほど、しゃべりの長さも相手との会話量のバランスも、自分でほどよく調整できるようになる。つまり、会話や対話の参加者として、そのマネージメントがだんだんと上手くなっていくわけである。   反対に、レベルが低い初級では、会話もたどたどしくて、たんに単語をつないだだけのような対話展開になっている。グローバル的に見てもかなりレベルが下で、そのうえ、しゃべる英語は単語といい表現といいかなり限定されているばかりか、発音もそれぞれのお国なまり丸出しなのである。日本人の受講生は、こうした事態に一様に驚きを隠せない。   しかし、ネイティブのインタビュアーは、学習者に合わせてしゃべるスピードをコントロールしてくれるかというと、そんなことはまったくおかまいなしだ。ごく普通のスピードで自然に話すのである。その発話や質問に対して、外国人の受験生は初心者のレベルでもほぼ問題なく聞き取って、瞬時に何らかの反応をする。それに対して日本人の受験生はレベルが初級でなく中級であっても、とにかく、問題なく聞き取れるどころか、相手の言っていることを瞬時に把握するのに四苦八苦している。外国人受験者と日本人受験者の間には、こうした違いがありありと見受けられるのである。英語力のあるはずの学習者でも、相手のしゃべりが聞き取りにくい「生の自然な英語」を最短コースで攻略するPart 1