ブックタイトル究極の英語「音トレ」 試し読み

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概要

究極の英語「音トレ」 試し読み

12   英語を学習している人なら、誰もが思っていることがあるだろう。「生の自然な英語」(natural and authentic English)を聞いたとき、英語だからといちいち身構えて神経をすり減らすことなく、いつかはごく普通に、リラックスしながら聞き取れるようになりたい、と。しかし、それも見果てぬ夢に終わってしまう人が、かなりの数にのぼっているようだ。英語を少しだけかじっただけの人はもちろん、実際にかなりの時間とお金をつぎ込んだ人であっても、ほとんどの場合、結果に変わりはないのである。   日本人向けに特別にケアされた教材や、日本で作られた語学番組なら何とかついていけるし理解もできる、という学習者はもちろんいることだろう。しかしどうやら、その「ついていけるレベル」と「生の自然な英語」との間には、何か目に見えない、乗り越えられないギャップがあるようである。そして、そのギャップが最も顕著に表れるのが、《リスニング力》であり《語彙力》である。ただ、後者の《語彙力》については、無理せずにきちんとステップアップを図る手立てがあるので、それなりに増強することができるし、実際にこのギャップを埋めた人たちも大勢いる。これは、筆者が直接・間接に見聞きしたことだ。   しかし、前者の、《リスニング力》のギャップを埋めたという人の数は、後者に較べると圧倒的に少ない。筆者は短期集中型の企業研修をよく主催しているのだが、その最初のオリエンテーションの時間に、グローバル基準の対話力・会話力のレベルの目安を、各国の学習者とネイティブのインタビュアーとの対話例を用いて紹介したりしている。   そして学習者は、事前に受けた総合的な診断テストのレベルやそこで指摘された問題箇所を把握したうえで、対応レベルのビデオを実際に見日本人は本当にリスニングに弱い?では、いったいどんなリスニングに弱いのか?A