ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.59 2016年12月号 試読

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多聴多読マガジン Vol.59 2016年12月号 試読

 2016 DECEMBER 121【訳】 クリスマスの雰囲気を味わえる世界遺産に行きたいのですね。それならラポニア地方をおすすめします。スウェーデン北部にある世界遺産です。そこはラップランドの一部です。 サーミはスカンジナビア諸国およびロシアの少数民族でラポニア地域に暮らしています。サーミは5,000 年の間トナカイを飼って暮らしてきました。いまではトナカイを飼うサーミは全体のおよそ10 パーセントですが、トナカイの飼育はいまでもサーミの文化の重要な一部をなしています。飼育者は夏になるとトナカイを山岳地帯へ連れていきます。 サーミはいまだに季節ごとに牧畜とともに移動する世界でわずかな民族のひとつです。伝統的なサーミ語を話すサーミも一部にいます。多くのサーミが「コルト」と呼ばれる鮮やかな色の民族衣装を身に着けています。  ラポニア地域を訪れると壮大な景色を眺めることができます。ほぼ全域が保護区に指定されています。川、湖、滝、氷河があり、冬になると何もかもが一面の雪に覆われます。11 月から3 月の間に訪問すれば、運良く荘厳な極光のショーを見られるかもしれません。リスニング、シャドーイングのためのなま素材日本語訳:編集部ラポニア地方はスウェーデン北部に位置し、冬になると一面の銀世界となり、オーロラも見られる。今も遊牧生活を続ける少数民族、サーミ。