ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.59 2016年12月号 試読

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多聴多読マガジン Vol.59 2016年12月号 試読

Track 07 2016 DECEMBER 51少年探偵Nate the Great シリーズは、現在までに本書を含め27 冊が出版されている人気シリーズです。各話1,500 語前後でとても読みやすく、単純な話ですが、大人が読んでも「事件」を解決する面白さがあります。少年探偵Nate は、今回はどんな「事件」を解決するのでしょうか。あと1 週間でクリスマスというある日、Nate が愛犬Sludge と雪かきをしていると、仲良しのAnnie がFang とやってきました。Fang はAnnie の愛犬ですが、Nate はちょっと苦手です。クリスマス間近だからか、Fang は妖精の帽子をかぶり、ベルをじゃらじゃら付けています。アメリカやイギリスなどでは、妖精はサンタのお手伝いをしているとされ、妖精の帽子や衣装はクリスマスの定番のようです。さて、Annie は、Nate に頼みごとをします。毎年、Fang のお母さんからFang宛に送られてくるクリスマスカードが今年はまだ届いていないので探してほしい、というのです。Fang が幸せでないとNateも困ったことになります。そこで、この「事件」も引き受けましたが、このクリスマスカードは見つかるでしょうか。そして、Fang は、ガリガリボリボリと好物の骨を食べられる幸せなクリスマスを迎えることができるでしょうか。本誌では冒頭の8 ページを紹介しています。今回もNate の読者にはおなじみの登場人物が揃っています。著者は、MarjorieWeinman Sharmat のほかに、息子で音楽家のCraig Sharmat が共著者として参加しています。挿絵はいつものMarcSimont で柔らかなタッチの絵がNate の雰囲気を上手に醸し出しています。(岡山陽子/文教大学非常勤講師)Nate the Great#02 and the Crunchy ChristmasWritten by Marjorie WeinmanSharmat and Craig SharmatIllustrated by Marc SimontText copyright c 1996 by Marjorie Weinman Sharmatand Craig SharmatIllustrations copyright c 1996 by Marc SimontTrack07-08本誌に掲載されている語数371語1分間に話される語数(WPM)約147語読みやすさレベル(YL)1.5-2.0リスニングレベル(LL)5.0