ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.59 2016年12月号 試読

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多聴多読マガジン Vol.59 2016年12月号 試読

特集ハーバード式!5行エッセイ会話術2016 DECEMBER 19 トピックに関わらず、英語を書く際のコツは「シンプルな文を作る」ということに尽きます。コーヒーの例文を思い出してください。I like coffee. It’s delicious. It’s refreshing. It’s healthy. I love coffee. ここで使われている単語は、日本語でもそのまま通じるくらい平易なものばかりです。文型も簡単で、何よりも「文が短い」ことが特長です。 シンプルな文は書くのが楽です。さらに、話すのが楽です。そして、これはとても重要なことですが、(相手にとって)聞くのが楽です。話すのが楽で、聞くのが楽であれば、自然に会話が楽しくなります。 難しく書くことを覚えてしまうと、気楽に話すことができなくなります。それだったら、最初から「書く=話す」と考えた方が無駄がありません。英語は話すために書く。そして、書いたことを話す。5 行エッセイはそのための理想的な道具です。 例えば、友人と入ったカフェでコーヒーを注文したとしましょう。友人がDo you like coffee? と聞き、あなたはYes, I like coffee. と答えます。何も用意がなければ、会話はここで終わってしまうでしょう。 日本語であればどうでしょうか。「コーヒーっておいしいよね」「目が覚めるし」「体にも良いらしいよ」。特に意識することなく、こんな台詞がポンポンと口をついて出てくるのではないでしょうか。これらはすべて「コーヒーが好きな理由」になっています。何の準備もなく、思っていることを話すことができます。これが母国語の強みです。 外国語でもこれができれば「楽」だと思いませんか。長くて複雑な文は、たとえ書けたとしても、いざという時に話せません。シンプルな文を作る。それを念頭に、5 行エッセイの作成に取りかかってください。