ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.51 2015年08月号試読

ページ
29/36

このページは 多聴多読マガジン Vol.51 2015年08月号試読 の電子ブックに掲載されている29ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

多聴多読マガジン Vol.51 2015年08月号試読

フルーエンシーをめぐる白熱インタビュースコット・ソーンベリーProf. Scott Thornburyニューヨークのニュースクール教授。教師、教師の指導者。1950年、ニュージーランド生まれ。これまでにエジプトやスペインなど、世界各地で30年以上にわたり、英語の教え方を指導してきた経験をもつ。「How to Teach Grammar」、「How To TeachSpeaking」など英語の指導法に関する著書多数。http://www.scottthornbury.com/語注definition :定義productive fluency :生産的な流暢さ、算出面での流暢さperceptive :知覚の、知覚の鋭いholistic :全体的なaccuracy :正確さcomponent :構成要素take those factors into account :そうした要素を考慮に入れるperception :知覚、認知(力)related to :~に関係するconfidence :自信fluent :流暢に、流暢な【訳】日本語訳:山口西夏Q:「プロダクティブ・フルーエンシー(産出における流暢さ)」と「パーセプティブ・フルーエンシー(印象的な流暢さ)」のそれぞれの定義は何でしょうか。ソーンベリー教授:私たちはこれまで、フルーエンシー(流暢さ)とはいわば全体的な特性であって、正確さとは異なるものだと常に考えてきました。しかし、フルーエンシーを観察して、それを分析しようとすると――フルーエンシーをその構成要素に分解する必要が出てくるわけですが――2種類のフルーエンシーがあることが明らかになります。まず測定できるフルーエンシーというものがあるのですが、これは言うなれば、人がどれくらいの速さで発話しているか、何度、言葉が中断するか、その中断を埋めようとしているかなどといったことであり、それが「プロダクティブ・フルーエンシー」という言葉で私たちが言い表しているものです。しかし、おもしろいことに、フルーエンシーを判定する専門家ではない人たちに尋ねると、彼らはそうした要素は考慮に入れていないのです。彼らが感じとるフルーエンシーとは、どうも話し手の自信(に満ちた態度)に関係しているようなのです。ですから、話し手が自信ありげに見えると、流暢に話しているように思われるのです。つまり、不安そうに見えず、(言うべき)言葉を探しているように見えず、ジェスチャーも用い、手ぶりをよく使うのですが、そうした仕草に人々は目を留めて、「ええ、そうですね、あの人はとても流暢に話しますね」と言うでしょうが、実際にはそう(流暢)ではないのです。話し手の英語のレベルはそれほど高くないのに(そう思ってしまうの)です。2015 AUGUST 91