多聴多読マガジン VBol.39 2013年8月号

多聴多読マガジン VBol.39 2013年8月号 page 9/46

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2013 AUGUST 17大特集 リスニング攻略 9つのアプローチ攻略ポイントの解説語や文の中で、ある部分を他より際立たせて発音することを「アクセント(強勢)を置く」と言います。日本語と英語のアクセント(強勢)の違....

2013 AUGUST 17大特集 リスニング攻略 9つのアプローチ攻略ポイントの解説語や文の中で、ある部分を他より際立たせて発音することを「アクセント(強勢)を置く」と言います。日本語と英語のアクセント(強勢)の違いについて考えましょう。★★高低と強弱STEP 1 の単語についている やの記号は何だ? と感じられたかもしれません。これは『NHK 日本語発音アクセント辞典』に掲載されている日本語のアクセントの付け方で、印がついている部分を他の部分よりも高く発音するということを示しています。一方、STEP 3 の英単語についている「´」の記号は、この部分を他より強く発音するということを示しています。このように、日本語では声の高さ、英語では声の強さでアクセントを表すという違いがあります。★★モーラとストレスSTEP 1 では「ドラム」なら3 回、「リコーダー」なら5 回手をたたくことができましたが、STEP 2 ではそうはいきませんでしたね。STEP 2 の単語の中に書かれているハイフン(-) の印は、音節の区切りを示しています。つまりre-cord-er には音節が3 つあるということですが、3 つすべてが強く発音されるわけではありません。日本語では音節(モーラ)を基準にリズムをとるのに対して、英語では1 番強く発音する場所 (ストレス)を基準にリズムをとるという特徴があります。ですから英語では文字になっているすべての部分がハッキリ聞こえるわけではない、ということを頭に入れておきましょう。★★アクセントが置かれる位置の違いSTEP 1 とSTEP 3 を比べてみると、カタカナ語と英語の単語ではアクセントの位置が違うものがあることがわかりますね。また、英語では単語のアクセントが置かれる位置がほとんど決まっており、日本語ほど大きな地域差がありません。普段から「このカタカナ語は英語ではどこにアクセントが置かれるのかな」と調べてみる習慣をつけましょう。大特集 リスニング徹底9つのアプローチ