ブックタイトル相手を動かす 英語プレゼンテーション

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概要

相手を動かす 英語プレゼンテーション

第2章パワー・プレゼンテーション3-2「なぜ」「どのようにして」「何を」の順で話す(1)「なぜ」から始めることの利点この順番が大事なのは、あなたが売り込もうとするものが何であれ、買ってもらったり使ってもらったりするように説得する前に、相手の感じているニーズへの共感を示す必要があるからだ。相手が、自分の望んでいることとあなたの望んでいることが一致していると気づいてくれさえすれば、それ以降、積極的にあなたの話を聞いてくれるだろう。Unit 1(2)優れたコミュニケーターはストーリーを活用する「ゴールデンサークル」の考えを取り入れると、あなたが売り込もうとする製品やサービス、アイデアをストーリー(物語・エピソード)として語ることがとてもやりやすくなる。ストーリーはデータや単なる事実、生の資料などよりも効果的に聴衆の興味を引きつけてくれる。(3)優れた語り手はフィードバックを促すあなたと信念を共有し、自分のニーズとあなたの製品を結びつけてくれるような面白いストーリーを聞くと、相手はいろいろな質問をしたくなり、あなたは貴重なフィードバックを手に入れることができるだろう。ング例人は感情の動物である。人は事実よりも感情によって突き動かされることが多い。あなたがどれだけ知識や技術を身につけていても、相手があなたに心を許してくれるかどうかは、あなたが列挙できる情報の量ではなく、相手をどのような気持ちにさせるかによるところが大きい。あなたが自分のプレゼンテーションで取り上げようとする長所や利点を検討するときは、いつでも「なぜ」という問いから始めるべきである。「なぜ」が、行動を起こす理由づけとなり、「なぜ」はまた人々を結びつける接着剤の役割を果たす。「なぜ」と問うことによって、単なる業者がパートナーになりうるのである。33