ブックタイトル相手を動かす 英語プレゼンテーション

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概要

相手を動かす 英語プレゼンテーション

第1章なぜプレゼンテーション力が企業で重要視されるのか?塊の世代の人たちは必死で働いてきた。それによって今の日本の繁栄は築かれてきたのだ。ただ巨額の財政赤字と少子高齢化の日本では、それは永続するものではない。このふたりの技術レベルが同じであったとしたら、どちらの人材が労働市場において魅力的かは疑う余地もないだろう。終身雇用・年功序列はもうしばらく続きそうであるが、現在の日本の財政赤字の深刻さやグローバル競争の影響から、徐々に成果主義が今までよりさらに現場に持ち込まれることは間違いないと思われる。すなわち人材の評価がよりシビアに行われることになるということである。抜粋した日経新聞の日立製作所の記事はそのことを如実に表している。これは多くの大手の日本企業にとって同じ事情である。日立は管理職向けの新しい人事制度を導入した。<中略>ポイントは2つだ。世界中の管理職をデータベース化する一方、5万ある管理職ポストを格付けする。優秀なら本社の要職に外国人が収まる可能性があり、日本人は競争にさらされる。「もちろん反対もあった。だが、日立は世界で生きるしかない。迷っている時間なんてない」<中略>ある時、コンサルティング会社から「リテンションプランをまとめて」と言われたが何のことかわからなかった。米企業を買収したら相手企業のだれを残し、だれに辞めてもらうかをまず考えないといけない。日立はそれが十分にできず、事業運営が4年以上も思うようにいかなかった。出典:「日立復活、帰国組がけん引世界での戦い方を伝授米社大型買収、苦闘を糧に」日本経済新聞2014/10/2115