多聴多読マガジン ホーム >> 多聴多読とは
『多聴多読マガジン』は英語の力を身につけようとするかたがたに、
「たくさん聞いてたくさん読む」ための機会を中心に提供する「英語のべースキャンプ・マガジン」です。

雑誌のコンセプトは、2006年9月に刊行された創刊号と、
2008年3月に刊行された隔月刊第1号の巻頭言に書かれていますのでご覧ください。
スタートはいまからです!

小誌『多聴多読マガジン』は、英語を身につけるために、「たくさん聞いて」「たくさん読んで」「たくさん口を動かす」――つまり、とにかく英語に多くふれようという語学学習の王道にそった方法を提案します。とはいっても、やみくもに量をこなせばいいというわけではありません。教育現場での新しい研究や指導の成果なども積極的に取り入れ、より合理的に、しかも楽しみながら継続できるさまざまな方法を、みなさんへ提供していきたいと思っています。

また、インプットとアウトプット、どちらも大切ですが、小誌は特に基礎固めの時点では「聞く」「読む」――インプットに重点を置くべきだと考えています。そのため、『多聴多読マガジン』と名付けました。しかし、私たちの時間は無限にあるわけではありません。英語学習を自己目的化せずに、英語を学ぶ目的意識を明確に持ったとき、発信する力、「話す」「書く」アウトプット力の必要性を痛感するときがくるでしょう。自ら発信する力を養うことの大切さを忘れないようにと、小誌は''English In and Out''というキャッチフレーズをつけました。

英語を学ぶ「目的」、「モチベーション」、「現在の英語力と目標とする、あるいはしなければならない英語力」、そして、「かけることができる時間」と「学習法の相性」、「年齢」「環境」、このような個人的な変数を掛け合わせれば、ひとりひとりが英語を身につけるために最適な方法は無限に存在するといってもよいでしょう。しかし、英語を身につけるのは、あくまでも、この雑誌を手に取られたあなたご自身です。あなたご自身が小誌が提案するさまざまな方法から取捨選択し、ご自分用にアレンジし、心地よく継続できる方法、いまのあなたに必要な方法を組み立てていただければ、と思います。本誌の中に、そのためのヒントを見つけていただければ幸いです。

ご自分に適した素材を「たくさん聞いて」「たくさん読んで」「たくさん口を動かす」――毎日短い時間でも、これをコンスタントに生活習慣の中に取り込むことができれば、一生つきあっていける英語の土台をつくることができると思います。精選された素材をもとに量をこなすことで、あなたの英語の中に起きる変化を楽しんでください。

2006年9月6日 『多聴多読マガジン』編集長 坂本由子
使える英語力養成のためのベースキャンプとして

小誌『多聴多読マガジン』が、英語を身につけるために、「たくさん聞いて」「たくさん読んで」「たくさん口を動かす」------- つまり、とにかく英語に多くふれようということを提案して創刊したのは、2006年の9月のことでした。幸いなことに小誌のコンセプトは読者のかたがたから温かく迎え入れていただくことができ、多くの反響をいただきました。
そして、このたびみなさまの多聴多読ライフのペースメーカーとして、隔月刊化しパワーアップすることになりました。多聴多読という学習スタイルを、そして『多聴多読マガジン』を、使える英語力養成のための「ベースキャンプ」としてご活用いただければと思います。

小誌は隔月刊化するにあたり、「多聴多読2.0へのアップグレード」として、下記の2点に留意し、それを実現するためのワンランク上の提案をしていきます。

「読む」「聞く」つまりインプットする際の吸収効率を高める

インプットから効率よくアウトプット(特に「話す」)へつなげる

ご自分に適した素材を選んで「たくさん聞いて」「たくさん読んで」「たくさん口を動かす」-------毎日短い時間でもコンスタントに無理なく生活習慣の中に取り込むことができれば、一生つきあっていける英語の土台をつくることができるでしょう。

小誌では、適した素材の選び方から、精選された旬の素材そのものの提供まで、さまざまな情報をお送りしていきます。ただ、小誌の提供する素材は「初級の上」レベルから「上級の下」レベルまでの範囲に及びます。そのため、小誌がお届けするバラエティ豊かな学習素材、提案するさまざまな方法から、現在のご自分の力に応じた最も快適で納得のいくものを、ご自身との対話を通して選び取っていただければ、と思います。

小誌も、みなさんの多聴多読ライフに伴走し、ともに成長していくことができれば、と願っています。

2008年3月6日 『多聴多読マガジン』編集長 坂本由子